高齢化時代に向けた家づくり

こんにちは、藤田です。
12月も入りもうお正月 実家に帰られると
親御さんの事も気になりますね。
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先日テレビを見ていたら、日本社会の高齢化が特集されていました。

私たちの住宅業界でも、高齢者にやさしい家づくりというものが1つの課題と
なっており、高齢者向けの仕様=バリアフリー住宅に関して、最近は
お客様からお問い合わせも多く頂戴します。

当社に家づくりをお任せいただける方の中で、最も多いのは30代の
子育て世代、次に多いのが50~60代の建て替え世代です。

建て替え世代の方はやはりご自身たちにとって暮らしやすい家をと、
また30代の方の中で親御様と同居される方からは親御様のためにと、
バリアフリーの仕様に関心を持たれます。

親御様と同居されない30代の方も、多くの方が組まれる住宅ローンを
払い終える頃には50代60代です。その時の暮らしを視野に入れて、
今からバリアフリーを見込んだ家づくりの相談をされる方が最近では
多いです。

では、高齢者にやさしい家づくり・仕様とはどのようなものがあるでしょうか。

以下は、当社でお客様からご相談を受けた際に対応している、
高齢者向け仕様の一例です。

<玄関周り>
・玄関ドアを車いすが出入りできるよう、幅90cm以上確保
・玄関を車いすが出入りしやすいよう、上がり框の段差を低くする
・アプローチ部分に手すりを設置する

<廊下>
・車いすでの生活を考慮し、廊下幅を90cm以上確保する
 なお車いすの幅は、基本的に70cm以下なので、車いすが通る廊下の
幅は90cm以上が通過しやすい幅です。ただし、廊下で車いすと人が
すれ違うためには120cmほどの幅が必要です。また曲がり角のある廊下の
場合は、車いすを回転させる必要があるため、140~150cmの幅が
望ましいです。
・車いすでの生活を考慮し、へこみや傷のつきにくい、強度の高い床材を
使用する
・歩きやすいよう、廊下の壁に手すりなどを付ける
他にも、そもそも廊下のない間取り配置というのもご希望に合わせて
ご提案させていただいています。

<居室>
・つまずきにくいよう、敷居の段差をなくす
・寝室は、トイレに近い場所に設置する
・居室内に手すりを設置する

<浴室>
・動きを補助するための手すりを設置
・出入り口の段差をなくす
・浴槽をまたぎやすいように、45cm以下の高さにし、欲槽底と洗い場の
高低差をなくす
・滑りにくい浴室床材を使用

<トイレ>
・体を支えるための手すりを設置

<扉・照明>
・扉を、開閉しやすい引き戸にする、またはレバーハンドルを付ける
・照明のスイッチを、使いやすいワイドスイッチにする


もちろんお若いご家族が、全てを新築の時から組み込む必要はないかも
しれません。
しかし今はお若い方も、いずれは必ず高齢者となります。
いつまでも長く快適に過ごすことができるよう、私たちは先々を見据えた
間取りなどの家づくりを大切にしています。

日本人、お風呂大好きですよね!

皆様、こんにちは。

ふわっふわに泡立ったお風呂へ直接全身をゆだねる泡風呂。


湯船の縁に足を上げ、足を組み、鼻歌を歌う。

こんな光景、外国の映画のワンシーンでしか見たこと無いですよね。

でもよくよく考えると

泡ぶろの後に入る人ってどうやって入るのでしょうか。

おそらくですけど、お湯を全て抜いて入れ替えるのでしょう。


なぜなら、彼らにとって湯船のお湯は、自分だけのものなのだからです。


それに外国には「湯船につかる」という習慣が無いので

仮にお湯を入れ替えたとしても関係無く、問題無いのです。

そうすると私たち日本人はきっと


「お風呂が大好き」

湯船なみなみのお風呂に肩まで使って1日の疲れを

「あ゛ぁーーーーー」という流れをしないと

お風呂に入った気持ちにならない方はいらしゃるでしょう。


そしてもちろん、自分以外の誰かが浸かったお風呂でもきっと平気なのです。


まず「日本人はお風呂につかる」

これは、お風呂設計の大切なポイントとなるのです。

外国では湯船しかないので

泡風呂をしてしまうと、毎回お風呂を洗わなければなりません。

一方、日本のお風呂では一般的に日本人は湯船の中で身体は洗いません、

なぜならお風呂の中のお湯は家族の共有物だからです。


そうなると湯船の他にも「洗い場」が必要となります。

湯船と洗い場、これをセットにした日本では「浴室」と言います。

ただ、最近の住宅事例を見ていると、洗い場のない浴室も増えているようです。


「どこで身体を洗うのだろう?」


と、ちょっと心配になったりもします。

ユニットバスって皆様どう思いますか?

賃貸アパートやホテルではあるあるですよね。
このお風呂は大体1人用なので、洗い場は要らないということなのでしょう。

共有しないのであれば洗い場をトイレや洗面器を置くスペースとして兼用してしまおうということなのでしょう。


ただし、洗濯機はだめです!!


なぜなら洗濯機にはコンセントがあるので感電等の危険から

お風呂と洗濯機は一緒にしてはだめなのです。

そして一緒にしてしまうと

電気工事の方や工務店の方に怒られてしまいます。

そして、お風呂場には2つの理論があります。


ひとつ目が「浴室はプライベート論」


ふたつ目は「水まわり集結論」


たしかにお風呂場は誰にも見られたくない部屋であり、水まわりに集結させたいものでもあります。

どちらの理論になるかで2階に設置するか

1階に設置するかの設置問題にも関わるのです。

というわけで、浴室設計は「お湯の共有」と「設置」についてよく考えないといけません。

◆人の滑らかに移動したい気持ちにドアは従います

皆様 こんにちは

9月中旬になり、もう秋になってきましたね。

これからの季節、寒くなると
暖かいリビングからお手洗いやお風呂、自分の部屋に行くときの寒さは
本当に嫌ですよね。

ドアって部屋や温度、空間の無言の関門のようですよね。


今回はそんな【 ドア 】のついてお話ししたいと思います。

まず部屋に出入りするドアについて考えてみましょう。


少し想像してみてください。

同じ場所に同じ形で同じ大きさのドアを取り付けたとしましょう。

そしてドアのタイプはすべて引き戸。

ただ違うところは『 開き方 』です。

同じドアでも4種類の開き方が考えられるわけなのですが

残念ながらこの4種類の中で正解は1つしかないのです。


どれが正しいかは、普段皆様の周りにあるドアを思い出して
いただければすぐにおわかりでしょう。

ではなぜこのように開かなければならないのか、、、。

少しこのことについて考えていきたいと思います。


たかがドア。されどドア。


人はドアの開き方1つをとっても、人は常に心地よく、

ストレスのない暮らしを望んでいるかがわかると思います。


まず、ドアは内開きが原則です。

外開きじゃない理由は、廊下を誰かが歩いているときに開くと危ないからです。


ドアの「右開き」と「左開き」はどう決まっているか知っていますか?

右利きの方が多いから右開き、ドアを開け放すために壁に
ドアストッパーがあるから左開きなどの理由だと思っていませんか?


いいえ、違うんです。


ドアは人間の動きに素直に従わせる必要があるからです。

ドアを壁側ではないほうに取り付けると、
90°開かないと室内に入れません。

ですが、壁側に取り付けることで半開きでも部屋の真ん中へ
滑り込むことができます。


人の動作は美しいのです。

ドアの開閉にかかわらず、立つ・座るなどの日常的な動作においても、
人は実に美しい一連の動作をします。

ですから、もしドアが壁に向かって開かないドアであったら
多少はイラっとするでしょう。

なので、ドアは壁に向かって開くようにしてください。


ですが、すべてのドアが内開きならいいのか?と疑問になりますよね。

実はそうではないのです。

ドアは内開きが原則とはいえ、いくつかの例外もございます。

例えば「 納戸の扉 」。

内開きだと中に置いてあるものが邪魔をして
うまく開閉ができなくなります。

納戸の中に人が入るとおそらくしばらくの間ドアは開けっ放しになるのでしょう。

とりあえずは外開きでも構いません。

2枚に折りたためる折れ戸や引き戸にするともっと良いですよね。


トイレのドアや玄関の扉も色々よく考えないと、いざ新生活!!
となった時に

『あー、ここもうちょっとこうしとけばよかった』

なんて後悔してしまうかもしれないですね、、、。

なので、たかがドア、されどドアなのです。

これはほんの一例ですが、住宅に元から当たり前のようについているものには
一つ一つに意味があるのかもしれません。

その当たり前を疑ってみると、住宅選びがもっと楽しくなるかもしれないですね。

洗面室と洗濯機

こんにちは、お盆明けですがまだまだ暑いですね

こんなに暑いと汗をかいて 着替えやシャワーの回数も増えてきそうですね!


今回は「洗面室とはどんな空間か?」について考えてみます。


・手を洗う空間

・顔を洗う空間

・化粧や髪の毛のセットをする空間


洗面室は色々なことができる多機能な空間と言えると思います。

洗面室は多くの場合お風呂へ入る際の脱衣所になります。

その場合、服を脱いでそのまま入れることが出来る為、

洗濯機は洗面室に設置したほうが便利でしょう。

しかし、洗面室にトイレが設置されている間取りはどうでしょう。


一人暮らしに多い1R、1Kなどといった間取りでは

お風呂とトイレが同じ場所に設置されているユニットバスは少なくないと思います。

そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、広さにも依りますが基本的に難しいです。


また誰かが服を脱いでいたり

トイレを使っていたりすると

ほかの人は一緒に洗面室を使うことはできなくなってしまう。


なので洗面室はいろいろな場面で兼用されるため、曖昧な空間なのです。


洗面室をいかに上手く家族と共有するか。どの様な使い方をイメージするか。

設計をする上で、一つポイントになると言えます。


そこで、併せて考えるといいのが「洗濯機の設置場所」。

洗濯機をどこに設置するかを考え、生活しやすい動線をイメージすることです。

例えば贅沢に洗濯室を作ってしまうのはどうでしょうか。

服の収納棚、洗濯機、洗い場、そして天井から物干し竿をつるしてみましょう。

そうすると洗濯をして、干して、畳んでなおす。

洗濯物のルーティーンが簡単にこなせるのではないのでしょうか。

その場合、洗面所を広く使うとかトイレを併設したりもできます。


洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、

間取りと広さを考えて、あえて洗濯機を切り離してみたりしてもいいかもしれません。


プランを作る際に

洗濯機を置く場所を起点に生活導線をイメージすると、面白いかもしれませんね。


本日は以上となります。ありがとうございました。

◆雨の日の傘をさすように

皆様、こんにちは、藤田です。

梅雨明けしてから 雨続いてますよね

今回もお家のことを一つお話をしたいと思います。


雨が降った時にどうしても外に出かけないといけない。

そんな時、皆様ならどうしますか・・・?

そうです、傘を差しますよね。


ではなぜ傘をさすのかというと・・・

それは服やかばんを濡らしたくないからですよね。

何を当たり前の事を言っているんだ、

という声が聞こえてきそうなのでそろそろ本題に入ります。

人でいう「傘」は家に置き換えると「屋根」になります。


建物になぜ屋根がついているかというと、

それは人と同じで外壁などを濡れにくくし

家が傷みにくくするためですね。

軒の出の深い屋根は大きな傘をさしているのと

同じですから濡れにくくなります。

ただ、人によっては大きな傘は邪魔くさいな

と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は防水性の高い材料を選びましょう。

いずれにせよ、降る雨は下に流れるので

その流れに逆らわないような

屋根のデザインが必要になってきます。

軒を長くして、

軒下にバルコニーを付けるのも魅力的ですね

いっそのこと、垂れ流しにすることもいいですね!!

一般的にはドレンに集水し、

竪樋を通し排水していきますが

場合によってはバルコニーの先端から

垂れ流ししてしまうほうが

むしろ簡単だし安全かもしれないですね。


軒下の長さや屋根の形を変えるだけで、

自分が創りたい暮らしのカタチに変幻自在となると

家づくりもワクワクすることがたくさんあります。

自分のライフプランに合わせて屋根の形を変えてみるのもいいですね

◆手洗いは、どこで?

皆様、こんにちは 藤田です。


梅雨に入り 食中毒にも注意しないといけない季節になりましたね

手洗いについてのお話しさせていただきます。

トイレの後は、どこで手を洗っていますか?


洗面台?


トイレタンクの上の手洗い場?


それにしても手洗い付きのロータンク便器

これを考えた方ってどんな方なのでしょう。


発明家?


きれい好きな方?


ですが、開発した方は手洗い付きのロータンク便器を完成させたとき


「これぞ世紀の大発明だ!!」

と喜び、ガッツポーズをしたかもしれません。


ですが、これで小さく肩をすくめて手を洗っている自分を想像してみてください。

なぜかどことなく悲しく寂しく見えませんか?


手を洗っている時の水が飛び散らないように十分に手を洗えませんし

石鹸や手洗い用ソープで手洗い付きのロータンク便器では手も洗えない。


とはいえ、トイレで用を足したらまずは手を洗いたいですよね。


トイレは別名「お手洗い」というくらいですから

用を足した後すぐ手が洗えないとお話しになりません.

ですのでトイレには何らかの手が洗える仕掛けが必要となるのです。

なら、どこで手を洗うのか、、、。

出来ればトイレの中にしてください。


小さな手洗い受けをつけるだけでいいのです。


ただし、レイアウトト寸法は最善の注意を払っておかないと

後々、後悔します。


最近は色々な手洗い器があるのです。

壁掛けタイプ

オーバーカウンタータイプ

アンダーカウンタータイプ

ボウルタイプ

掃除のしやすさでいえばアンダーカウンタータイプですかね。


付ける場所も気をつけないといけません。

幅が広いトイレなら、トイレと平行に。

奥行きのあるトイレならトイレと向い合せ、

もしくはトイレと少しずらして平行に平行に。


家では少し豪華になるかもしれませんが

トイレに手洗い器だけではなく、鏡や照明をつければ

お化粧室への昇格いたします!

トイレの設計は、手を洗う方法やどこに洗面器とトイレを設置するかの

レイアウトをしっかり考えなければならないのです。

収納設計は、モノの性格を理解して!

皆様 こんにちは 藤田です。

モノが家の中にあふれかえっている方

キレイに整理整頓されている方

ミニマリストのように必要最低限しかモノを持たない方

この世の中、色々な方がいらしゃると思います。


モノは自分自身が把握している量よりも

はるかに多く家の中にあるのです。

しまってもしまっても、気が付くとそこらじゅうに

モノがあふれかえっている場面ありませんか?

しかしそれは片づけれないあなたのせいではないのです。


本当の収納設計は、モノの性格を理解して

分析していくことから始まるのです。


モノは大きく分けて3つの部類に分けられます。

①常に使っているモノ

通勤通学で使う洋服や制服、部活道具などの常に使うモノ

②随時使うモノ

休日の趣味の道具やお出かけ用の洋服、本などのたまに使うモノ

③期間限定で使うモノ

冠婚葬祭の衣装や旅行使うキャリーバッグ、
行事で使う小道具などの期間限定で使うモノ


特に服の収納に着目してみましょう。


ウォークインクローゼットは本当に万能ですか?


憧れはあると思いますが

どんな収納にも整理整頓が大切なのです。

整理整頓しなけれは奥から段々と服の山ができていき

そしてジャングルへと変化していくのです。


服だけにかかわらず常に使う調理器具や洋服は

吊るして収納すると便利なのです。


よく使う服はクローゼットの扉の取っ手にかけていませんか?


調理器具はフックにかけて使いやすい場所に吊るしていませんか?


結局よく使うものは取り出しやすい場所に吊るしてしまうのです。

部屋をキレイに見せるために収納棚やクローゼットに

収納してしまうと逆に散らかります。


モノの性格に逆らってはダメなのです。

見せる収納を取り入れることも

キレイな部屋を作る1つの手段だと思います。


収納はモノの性格に逆らわず、

出たいというモノは出させてあげる収納を取り入れましょう。


そうすると部屋も自然とキレイになるのです。


雨のシーズン、雨漏り対策は出来てますか?

こんにちは、藤田です。

キレイな桜が咲いたと思ってみてたら

一週間で散り始め 急に暖かくなりましたね!

暖かくなりますと良いことばかりではありません

雨も無いと困りますが 台風が出来て来ます。

台風が来る前に『被害が大きくなる前に』雨漏りの対策を!


カーポート、瓦、樋、などの不備を放置してると

カーポートの屋根が剝がれて ご近所に迷惑がかかったり、

瓦の割れで雨漏りし 天井にシミが出たり

酷くなりますと天井が落ちたり 床まで水浸しになることも、

樋の場合は ゴミがつまっつて 雨が溢れてしまったり、

溢れるだけならいい方で 軒先も濡れてしまって腐ったり

高い軒先ですが 腐ると白アリが来たりもします。

二次、三次被害が出てしまう事に、、、。


当社は新築工事、リフォーム、補修工事と行ってますので

ぜひご相談ください、見積りは無料です。

家具は、見かけより大きい

皆様 こんにちは 藤田です。

本日はダイニングについてお話ししたいと思います!


突然ですが、家具にこだわりってありますか?


ウッド基調な家具。

好きなブランド。

皆様子それぞれにこだわりはあると思います。


最近は白を基調とした家具を揃えて
スッキリとした雰囲気の部屋を作られている方もいらっしゃいますよね。


家具選びはとても楽しい作業です!

特に新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ります。


なかでもダイニングテーブルは別格の存在。

毎日の食事だけでなく、友人を招いたパーティーで囲んだり

ちょっとした書き物に使ったり、、、

その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。


「ナラのムク板がいいかしら?」

「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいわね」などなど、、、

本当に悩みはつきませんよね。


でもちょっと待ってください!!

デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?


ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。

それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの

空間が十分に確保されていなければなりません。

どのようなテーブルをどのように置くつもりかで

ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。


卓の高さや座の高さにもいろいろな種類があります。

座の高さの例はカウンター席やダイニングテーブル。

卓の高さの例は座卓と掘りごたつ。


ところが、卓の高さと座の高さの相対的な差は

どんな高さの卓であろうとほぼ一定です。

この差を「差卓」といいます。

差卓は体格によっても微妙に異なります。

また和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても

微妙に異なります。

ただ、専門料理店でもない限り、差尺は270mm前後と覚えておけば良いでしょう。


ダイニングテーブルを置く場所を設計の時から決めておいて

壁を出してしまってもいいですね。

左右対称で壁を出すとバランスよく見えますし

片側だけの壁を出しても個性的で良いですね。

と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、

そして上下の寸法を確保する必要があるのです。

◆設計のプロでも、機器の配置はアヤシイ、、、

こんにちは、

もう立春ですが ますます寒くなってきましたね。

2月に入り節分ということで 今年も恵方巻きを買ってこようと思いましたが

今年は自分達で恵方巻きつくりにチャレンジしてみました。

刺身を冷蔵庫から出して切って 海苔で巻く海鮮巻きをつくりました。

コンロでは温かいお味噌汁も同時につくりました。

今回は

恵方巻きつくりにキッチンに立って見て

キッチンのお話をさせていただきたいと思います。


みなさん、

キッチンに毎日立っていますか?


キッチンは美味しい料理もそれを食べた方の笑顔も作り出すことのできる

魔法の場所だと思いませんか?

ですが料理は「手際」が大事だと思います。

「手際の良い人が作った料理は大抵美味しい」

こちらは私の個人的な格言ですが

多くの人にご賛同いただけるのではないでしょうか。

その逆もまた真なり。


今夜の夕飯の出来栄えは、レシピ選びもさることながら、

調理する人の手際の良さにも左右されます。


冷たく冷やしてから食べたいことは先にこしらえて冷蔵庫に。

熱々で出したいものは出来立てをそのまま食卓へ。


狭いスペースで材料や調味料が目まぐるしく行きかうキッチンは

空間のデザインはもとより、できるだけ機能的であることが求められます。


もし、我が家のキッチンであなたが必要以上に目を回しているとしたら、、、。


もしかしてその原因は、キッチンの設計にあるのかもしれません。

料理上手なあなたの段取りを

キッチンがしっかりサポートできていないのです。


キッチンに納める機器はいくつもあると思いますが、

そこの代表といえば、冷蔵庫、コンロ、シンクの3つでしょう。

そこにまな板を置くスペースを加えたものを

私は「キッチン機器四天王」と呼んでいます。


ここで1つ想像して考えてみてください。

四天王の並べ方についてです。

冷蔵庫、シンク、コンロ、まな板スペース。

冷蔵庫は通常端に置くので今回は仮で1番左に置いてみましょう。


あなたならどう並べますか?


私はもう決まっています。

左から冷蔵庫、シンク、まな板スペース、コンロです。

おそらくあなたもこう考えたと思います。

理由はなぜでしょう?

「熱いコンロを冷蔵庫から離して置きたいから」

「コンロとシンクが隣同士だと水と油がハネて危ないから」

いいえ、そうじゃないんです。

キッチン機器は料理の手順に従って配列すると良いからです!

料理の手順
①冷蔵庫から食材を取り出す
②シンクで洗う
③切る、刻む
④鍋にぶち込む

キッチン設備は、料理のためにあるのですからね。


どんなカタチのキッチンでもキッチン機器の並びを守れば
自由自在に使いやすくすることができるのです。


というわけで、

キッチンは料理の手順を意識して設計しないと使いずらくなるのです!

理想の使いやすいキッチンを作ると料理がもっと楽しくなるかもしれませんね。


家づくり相談会開催

こんにちは、今日は大寒で寒いですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?


寒い季節、快適な生活をおくるには断熱性能が大事になります。

木ごこちの家では 高気密高断熱の家づくりをしています。

善通寺市市民会館にて

3月12日(土)
3月13日(日)

家づくり相談会、発表会開催致します。

是非、お待ちしております。

今年も始まりました

皆様 こんにちは

新年あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

お正月はどのように過ごされましたか?

初詣に行って
たくさんおいしいものを食べたり
テレビを見てゴロゴロゆっくり過ごしたり。

そう、私はこたつでゴロゴロ
こたつにミカンってすごく相性が合いますよね。

でも私にはこたつとみかんが合うために1番大切なものは
「畳」だと思います。

そんな畳に関連して、和室と畳についてお話ししてきたいと思います。

和室といえば、ほとんどの方は畳を思い浮かべると思います。
けれど畳が敷いてある部屋が全て和室かと言えば、必ずしもそうではありません。

例えば、柔道場には畳が敷いてありますが、あれは和室でしょうか?


激しい稽古に耐え得る床材として、いまだに畳が使われているのか、

それとも礼節を重んじる神聖な場として畳が必要なのか、、、


「いずれにしろ和室が無いと、どうにも格好がつかないなぁ」

「ひと部屋くらい畳の部屋がないと、まずいんじゃない?」。

設計段階で必ず話題にあがる「和室問題」ですが、

和室という言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれです。


生活習慣までを含めた伝統的様式としての和室なのか。

単に皮膚感覚として畳の肌触りが欲しいのか。

私だったら畳のにおいが好きなのでお昼寝スペースとして和室を作りたいですね。

ですので、まずはそのあたりからハッキリさせておきましょう。


もし「畳は絶対に必要です」や「ひと部屋くらい和室ないとねぇ」などと

工務店の方や友人、家族に言われた場合はまず考えることは

何をイメージした和室なのか。

あなたが欲しいのは、格式なのか? 雰囲気なのか? 畳なのか?


畳には畳の五ヵ条があります。

第一条  一畳の大きさ
畳の寸法には地方差があります。
京間、中京間、江戸間 この三種類があります。
こちらはぜひとも覚えておきたい。

第二条  二通りの間取り方
畳の寸法を優先的に確保することで、柱の間隔が二次的に決まるものを「畳割り」
柱の間隔を優先することで、畳の寸法が微妙に異なるものを「柱割り」 と言う。

第三条  最近流行の縁なし畳
縁なし畳を琉球畳と呼ぶことは間違いである。
目が詰んでいるほうが、エッジが立つのである

第四条  敷き方
「祝儀敷き」と「不祝儀敷き」の区別がある。
畳の隅が集まる突き合せ部分が、四つ角になるかT字型になるかで見分けます。
通常は祝儀敷きだが、葬儀などの際には不祝儀敷きに敷きかえた。
縁起もあろうが、T字型なら隅がきれいに納まる。

第五条  五枚目の半畳
中央に半畳を置く四畳半を「切腹の間」と呼んだ。
かつてはこの形の敷き方の部屋で切腹が行われていたかららしい。

以上畳の五ヵ条でした。
畳の歴史や文化ってとても深く難しいものだということが分かりましたね。
他にわからないことは、畳職人に聞いてみるのもいいと思います。

畳の空間をいかに自分たちの要望や好みにできるかで
これからの生活も住みやすさや快適さも変わると思います。